レーシック手術で予想すべきこと(米国食品医薬品局)

FDA

 FDA情報=手術前、手術時、手術後に予想すべきこと

<翻訳元情報>
http://www.fda.gov/cdrh/LASIK/expect.htm
翻訳元情報
手術前、手術時、手術後に予想されることは、医師によっても患者によっても変わってきます。このセクションは、レーザー製造業者と医療専門家によって作成された患者向け情報を編集したものですが、これは医師との間で行うべき対話の代わりにはなり得ません。以下の情報とチェックリストを注意深く読み、予想される事柄について医師と話し合うようにしてください。

手術前

LASIK手術を受けようと決心した場合には、最初のすなわち手術前の眼科医による評価を受け、LASIK手術の候補として適格かどうかを判断してもらう必要があります。以下に示すのは、検査に備えて知っておくべき事柄と予想すべき事柄です。

コンタクトレンズを使用している場合には、手術前の評価を受ける前に使用を中止し、代わりに常時眼鏡をかけるようにするとよいでしょう。コンタクトレンズは、使用を中止した後も種類によっては数週間もの間、角膜の形状を変化させます。手術前に角膜が自然な形状に戻るよう、十分な期間コンタクトレンズの使用を中止しておかないと、望ましくない結果が生じる可能性があります。こうした結果として、測定が不正確になり手術プランが不適切なものになること、手術後の視力回復が思わしくないこと、などが挙げられます。角膜組織をどの程度取り除くかを決定するためのこれらの測定は、最初の評価から少なくとも1週間以上間隔を置いて、および手術前に再度測定を実施し、値が変化していないことを確認する必要がある場合もあり、これは特にRGPレンズやハードレンズを使用している場合にあてはまります。装着しているのが:
  • ソフトコンタクトレンズの場合には、最初の評価の前2週間は使用を中止すべきです。

  • トーリックソフトレンズまたはガス透過性ハード(RGP)レンズの場合には、最初の評価の前少なくとも3週間は使用を中止すべきです。

  • ハードレンズの場合には、最初の評価の前少なくとも4週間は使用を中止すべきです。
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以下の事柄について医師に報告してください。
  • 過去および現在の病状と眼の状態について

  • 市販薬やアレルギーを起こす可能性のあるあらゆる薬剤も含め、現在服用中のすべての薬剤について
医師は綿密な眼の検査を実施し、以下の点について話をするはずです。
  • 候補として適格であるかどうか

  • 手術のリスク、利点、他の選択肢にどのようなものがあるか

  • 手術前、手術時、手術後にどのようなことを予想すべきか

  • 手術前、手術時、手術後に本人が負うべき責務にはどのようなものがあるか
この話の中で、医師に質問する機会が与えられるはずです。十分に時間をかけて、リスクと利益について検討し、医師から渡された文献情報がある場合にはそれを吟味し、新たな質問があれば医師に答えてもらい、その上で手術を受ける決断をして同意書にサインをしてください。

手術を受けることについて決断を下す際には、医師や家族、友人、その他の人々からの圧力を感じないようにすべきです。賛否両論に関して慎重に検討してください。

手術前日には、以下のものの使用は控えてください。
  • クリーム
  • ローション
  • 化粧品
  • 香水
これらの製品やまつげに残った破片によって、手術中および手術後の感染症のリスクが増大する恐れがあります。医師から、手術前の一定期間まつげをこすって残っているものや破片を落とすように求められることもあります。

さらに手術前には、手術後および初回経過観察のための来院に備えて、移動手段を手配しておいてください。手術当日は、リラックスするための薬を医師から渡される場合があります。この薬は運転能力の妨げとなるため、また視界がぼやける場合もあるため、車を運転しなくとも手術後は必ず誰かに付き添ってもらって帰宅してください。

手術中

手術は30分もかからないはずです。レーザーシステムが置かれた検査室で、リクライニングチェアに仰向けに横になります。レーザーシステムは、大きな器械に顕微鏡が装備され、コンピュータ画面が付いています。

麻酔用の点眼液を眼に投与し、眼の周りの消毒を行って、開瞼器と呼ばれる器具で眼瞼を開けたままの状態にします。眼にリングを載せ、非常に高い圧力によって角膜に陰圧をかけます。このサクションリングをのせている間は視界が不明瞭になり、この処置の最中はプレッシャーを感じ幾分不快感があります。切開用のマイクロケラトームをサクションリングに取り付けます。医師がマイクロケラトームの刃で角膜にフラップを作成します。

次に、マイクロケラトームとサクションリングを取り外します。眼は見えるようになりますが、残りの処置が行われている間、視界が不安定にぼやけるのが感じられます。次に、医師がフラップを持ち上げて蝶つがいのところで折り返し、露出された組織を乾燥させます。

レーザーが眼の上部にセットされ、光を見つめるようにと言われます。これは、角膜から組織を除去するのに用いられるレーザーではありません。光は、レーザー照射が開始されたら視点を一点に固定しておくための一助となるものです。注記:固定された物体を60秒以上見つめることができない場合には、この手術は適していないと考えられます。

視線が正しい位置に収まったところで、医師がレーザー照射を開始します。この時点で、聞き慣れない音と匂いに気づくことがあります。レーザーパルスはカチカチという音を発します。レーザーが角膜組織を除去する時、髪の毛が燃えるような匂いがすると報告する患者もいます。眼に照射するレーザーエネルギー量はコンピュータによって制御されています。手術開始に先立ち、医師は初回評価時の測定値に基づいて、一定量の組織が蒸散するようにコンピュータをプログラムしておきます。レーザーエネルギーのパルスによって角膜組織を蒸散させた後、フラップを元の位置に戻します。

フラップを固定するための縫合は行われないので、処置の最後に、眼の上から保護用の眼帯が掛けられるはずです。就寝中に眼を擦ったり眼に圧力をかけたりしないために、また誤って眼に衝撃が加わったり突かれたりしないように、フラップが治癒するまでの間この眼帯を装着することが大切です。

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手術後

処置の直後は、眼が焼けるような感じ、むずむずする感じ、あるいは異物感があります。多少の不快感や、場合によっては軽度の痛みを感じることもあり、医師から軽い鎮痛薬を飲むように言われる場合があります。両眼からの流涙または涙目になることもあります。視界はおそらくぼんやりしているかかすんでいます。本能的に眼を擦りたくなりますが、絶対に擦ってはいけません。眼を擦るとフラップがはずれ、さらに治療が必要になる可能性があります。さらにまた、光に対する感受性の亢進、グレア、眼がチカチカする、光の周囲に輪が見える、白目が充血あるいは血走しる場合もあります。これらの症状は、手術後数日のうちにかなり改善するはずです。これらの症状が鎮まるまでは、数日間仕事を休むようにすべきです。激しい痛みを感じる場合や、視力や他の症状が改善せず、むしろ悪化した場合には、予定の来院日まで待たずに直ちに医師に連絡すべきです。

手術後最初の24-48時間以内に、またその後は少なくとも最初の6か月間定期的に医師の診察を受けるべきです。手術後最初の来院時に保護眼帯がはずれ、視力検査と眼の診察が行われます。感染や炎症を防ぐために、自宅で使用する点眼液を1種類または2種類以上、医師から渡される場合もあります。また、眼を潤すために人工涙液を使用するようにアドバイスされることもあるでしょう。視界がぼやけるからといって、手術した眼にコンタクトレンズを再び使用するのは避けてください。

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要求される活動量、自身の気分、医師の指示にもよりますが、手術後、接触を伴わないスポーツを始めるのは1-3日間待つべきです。

感染予防のために、ローションやクリーム、眼の周りのお化粧は、できれば手術後2週間もしくは医師の使用許可があるまで、控える必要があります。医師から、手術後しばらくの間まつげをこするのを続けるようにアドバイスされる場合もあります。また、1-2か月間は水泳や温水浴、ジャグジーは避けるべきです。

手術後少なくとも4週間は、ボクシング、サッカー、空手などの激しい接触を伴うスポーツをしないように心がけるべきです。眼に何かが入ったり、ぶつかったり衝撃を受けたりしないように眼を保護することが大切です。

手術後最初の数か月間は視力が変動することがあります。
  • 手術後視力が安定するまでに3-6か月かかる場合があります。

  • またこの安定化に至るまでの期間、グレア、光輪視、夜間の運転困難、その他の視覚的な症状が持続する場合もあります。さらに矯正または増強が必要な場合、再手術は眼の測定値が2回の連続した来院で一貫した値を示すまで、最低でも3ヶ月は待つべきです。

  • 再手術後、遠見視力は改善するかもしれませんが、グレアや光輪視などの視覚的症状は改善しない可能性が高いということを認識しておくことが重要です。

  • また、増強手術の安全性または有効性については、FDAが結論を出せるほど十分な証拠がレーザー製造業者から提示されていないということにも注意が必要です。
手術後いずれの時点であろうと、新たな、普段と異なるまたは悪化する症状が現れた場合には、直ちに眼科医に連絡してください。こうした症状は、ごく初期に治療しなければ失明につながりかねない問題のサインである可能性があります。
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